【おすすめ本】『移民受け入れと社会的統合のリアリティ』2019.12.19 03:00遅くなりましたが,今年出た社会学の移民研究の大作,是川夕『移民受け入れと社会的統合のリアリティ』(勁草書房)を読みました.一言でいえば,日本の移民の置かれている状況についての認識を刷新する著作です.
簡単に振り返る川口市の歴史2019.07.12 12:09※この記事は、芝園団地自治会が中国人住民向けに行っている情報配信サービスに寄稿した文章を転載したものです。過去記事と内容の重複がありますがそのまま掲載します。芝園団地は川口市の端の、蕨市との境に位置しています(図1)。実際に、蕨市にある蕨駅が最寄り駅です。芝園団地は、川口市の中心...
【本の紹介】『団地と移民』2019.04.04 00:03過度な一般化はできませんが、多くの国では、エスニック・マイノリティは住宅市場において差別されています。それゆえ、マジョリティに比べると入居の際国籍やエスニシティを問わない、団地などの公共賃貸住宅に住む割合が高いです。これは日本でも見られ、2015年国勢調査によれば、外国籍住民を含...
【本の紹介】『ふたつの日本』【おすすめ】2019.03.25 10:00このサイトでは、国際移動に関する書籍の紹介も行なっていきます。第一回は、先週発売された望月優大『ふたつの日本』(講談社現代新書)を取り上げます。
『キューポラのある街』と在日朝鮮人帰還事業2019.03.21 12:41芝園団地のある川口市はかつて鋳物生産で有名なところでした。そんな川口市の工場地帯を舞台にした映画『キューポラのある街』を先日視聴しました。
外国人の多い市区町村トップ202019.03.21 00:45外国人の多い地域は日本全国にありますが、増加の原因や居住者の属性などは地域によって大きく異なります。しかし、そういった地域ごとのコンテクストをある程度類型化することはできるのではないでしょうか。今回は「平成30年住民基本台帳人口」から、外国人人口の多い市区町村トップ20を抜き出し...
団地という器2019.03.15 12:24近年、団地(公団住宅、UR住宅)というと若者に人気がなく、高齢化が進む一方というイメージで語られることが多いと思います。昭和の時代にファミリー層向けに作られ、当時は賑わっていたものの、加齢、人口減、都心回帰、マンション建設の増加とマンション志向の高まりなどに伴って、段々と寂れてい...